世界記憶遺産候補の金井沢碑を読む
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金井沢碑(726年) 場所:高崎市山名町金井沢2334
金井沢碑(かないざわひ)は、奈良時代初期の神亀三(726)年に、三家氏を名乗る氏族が、同族とともに仏教の教えで結び付き、祖先の供養、一族繁栄を祈るために造立した石碑です。
【読み方】
上野国(こうずけのくに)群馬郡(くるまのこおり)下賛郷(しもさぬごう)高田里(たかださと)の三家子□が七世(しちせい)父母と現在父母の為に、現在侍(はべ)る家刀自(やかとじ)の他田君(おさだのきみ)目頬刀自(めづらとじ)、又児(こ)の加那刀自(かなとじ)、孫の物部君午足(ものべのきみうまたり)、次に[馬爪]刀自(ひづめとじ)、次に乙[馬爪]刀自(おとひづめとじ)の合わせ六口(むたり)、又知識を結びし所の人、三家毛人(みやけのえみし)、次に知万呂、鍛師(かぬち)の礒部君身麻呂(いそべのきみみまろ)の合わせて三口(みたり)、如是(かく)の如く知識を結び而(しこう)して天地に誓願(のみこい)仕(つか)え奉(たてまつ)る石文(いしぶみ)
神亀(じんき)三年丙寅(ひのえとら)二月二九日