XPの期限切れに対する対策について その2 買い換えについて

                                                    XP期限切れでパソコンを買い換えるとなったら、検討するべき事がいくつかあります。<br>基本的には用途を最優先ですが、それ以外にも考慮するべき点はあります。<br><br><h2>考えるべき事



XPパソコンを使い続けて来た方と言う事は長く使う方が多いのだと思います。
次のOSを選ぶ場合サポート期間が長いものか無料でアップグレード出来るものを選ぶのが良いのではないかと思います。
そういう意味では Windows 8/8.1 か Mac OSX 10.6以降、タブレットiOSNexusシリーズ辺りが候補になるかと思います。
また、このノートをお読みになっているという事はパソコンには関心があるけれど知識がそれほど無い方でしょうから、Linuxはオススメに入れませんが、知識がある方であればLinuxも候補になるでしょう。

注意

  • Windows7も候補になりますが、サポート期限は2020年1月で、Windows8/8.1の2023年1月より3年短くなります。
    Windows8は無償で8.1へアップグレード出来ます。
    ※ Mac OSX 10.6以降は無償で10.9へアップグレード出来ます。
    iOSは未だにiPhone3GSまで最新版の無償アップグレード対象にしています。
    ※ AndroidOSのタブレットはメーカーによってOSのアップグレード回数が少ない場合がありますがNexusシリーズは今のところ1機種を除いて順調に無償アップグレードされています。

買い換えプラン

  1. パソコンを丸ごと新型に交換
    アプリケーションソフトの買い換えなどで費用が掛かります。
  2. パソコンを新調しXPパソコンも残して併用する
    場所を取りますが、一気にアプリケーションソフトを買い換えずに徐々に移行出来ます。
  3. パソコンをWindows7Proに交換しXPモードを併存
    XP依存のアプリケーションソフトはXPモード、それ以外は7で動かす方法です。
    費用は抑えられます。
    (XPモードもパソコンの中にパソコンを再現してXPを動かしている状態です。) 
    (必要な時だけ起動し、手早く作業して速く終了する事を心掛けると良いでしょう。)
  4. XPパソコンを残してタブレットなどを導入
    費用を抑えて機能を残しつつ移行する方法です。
  5. タブレットなどを導入
    ライトユーザー向きの対応です。

条件毎の買い換え方針について


インターネットとメール、ゲームぐらいにしか使っていなかったなら、「5.タブレットなどを導入」で良いと思います。
データはメモリーカードクラウドなどに入れておけば良いでしょう。

設置場所を取れるのであれば、XPパソコンを残して徐々に移行するのが良いでしょう。
この場合、XPパソコンで使ってる用途が少なくかつ将来的に減っていくかまたはメジャーな作業なのでタブレットのアプリが開発されるのを期待できるなら「4.XPパソコンを残してタブレットなどを導入」、
期待できないのでパソコンを使い続ける必要があるなら「2.パソコンを新調しXPパソコンも残して併用する」になると思います。

設置場所が狭く2台置けないかつ予算が少ないなら「3.パソコンをWindows7Proに交換しXPモードを併存」予算が潤沢なら「1.パソコンを丸ごと新型に交換」と言う事になろうかと思います。

検討のために

まずあなたのXPパソコンに入っているアプリケーションソフトと、用途、使用頻度、重要度について、表に書き出してみてください。

使用頻度が低く重要度も低いモノは切り捨てを検討してください。
※ 使用頻度が高いものは重要度が低くてもないと不便になります。

次に、リストに残っているアプリケーションソフトがXPパソコンに付属だったのか、別途購入したのか確認してください。
※ 付属ソフトは付属したパソコンと一緒に使う事が前提になっている場合があります。

付属ソフトについては購入対象候補にしてください。別途購入したソフトは最新版OSへの対応を確認してください。対応していないモノはアップグレードまたは購入対象にしてください。

そのソフト代+パソコン本体代がアップグレードに必要な金額です。

そこで、互換アプリケーションソフトの価格も考慮に入れましょう。同じ機能でより安いモノがあればそれを使っても良いはずです。
(ただし、データの移行や操作性の違いなども考慮に入れましょう。)

その際にタブレットMacOSX用のアプリ、クラウドサービスにも目を向けても良いかもしれません。

ソフトの移行を安く済ませられればパソコン本体へ掛けられる予算が増えます。

XP パソコンからの移行には思ったよりも費用が掛かります。

かといって付属ソフト満載のパソコンは値段に対して性能が低めになっている上同じ機能のソフトがいくつも入っていたりで「お得感」だけ振りまいて全然お得ではありません。
別途購入したソフトであれば、パソコンを買い換えても(OSのバージョンに対応していれば)使えますが付属してきたソフトは使えない事に注意が必要です。
ドンピシャで自分が使っているアプリケーションソフトの8割が入っているとかで無い限り付属ソフト満載のパソコンはオススメしません。

次回予告

次回は買い換えない対応について書いてみようと思います。

                        <h2>このノートのライターが設定した関連知恵ノート</h2>
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