上手にに質の良い睡眠を取る方法はこれで!

                                                    「質の良い睡眠」がとれているかどうかを判断するポイントには睡眠中に3つ、起きている間に3つ、計6つが挙げられます。

<睡眠中のポイント>
 ・寝つきが良い
 ・途中で目覚めない
 ・寝たい時間まで眠ることができる
<活動中のポイント>
 ・朝起きたときの目覚めが良い
 ・寝不足感が感じられない
 ・日中活動でき、起きている時間が充実している

このすべてを満たしていれば申し分ありませんが、たとえば睡眠中の3つが満たされているだけでも自分に"良く眠れた"という満足感があればOK。逆に睡眠の途中で目覚めたりすることがあっても、活動中の3つが満たされていれば、それは良い睡眠がとれていると言えるでしょう。
一方で、ここに挙げたポイントを見て、「自分は質の良い睡眠がとれていないのかも」という人もいると思います。そんなみなさんのために、質の良い睡眠をとるための方法をお教えします。

睡眠時の鼻呼吸のサポートには >>

朝起きたときの目覚めが良いのは、質の良い睡眠がとれているひとつの証拠

人間の体には、覚醒・活動・睡眠のリズムを作り出す体内時計が備わっている。このリズムが崩れるとやがて睡眠障害につながっていく

良質な睡眠をとるために必要なのは、「生活習慣」と「寝室の環境」を整えることです。夜遅い食事のあとすぐに眠ろうとしたり、就寝前ぎりぎりまでゲームをするなどはNG。体内時計に沿った規則正しいリズムで日々を過ごすことが、良い眠りにつながる近道です。
寝室の環境は、部屋の明るさ・音・湿度・寝具の状態がポイントとなります。眠りやすい環境は人それぞれですが、照明が明るすぎたり、乾燥などは、いずれも睡眠の妨げとなるので改善していきましょう。

また、最近は睡眠中の呼吸法にも注目が集まっています。鼻のつまりなどが原因で、睡眠中「鼻呼吸」ではなく「口呼吸」になってしまう人も多いのでは? 口呼吸はのどの乾燥からかぜなどの病原菌に感染したり、舌がのどの奥に落ち込みそれが呼吸の妨げになる場合も。同様に、普段から口が開きがちな子どもによく見られる"口ぽかん"も、睡眠中はのどや扁桃腺の乾燥から病気になりやすく、口のなかの良い菌だけが死滅するため虫歯になりやすいとも言われています。

対する「鼻呼吸」は人間本来の呼吸法です。空気が鼻を通ることで温められ、適度な湿気を帯びて肺に取り込まれるため、鼻呼吸は良質な睡眠への近道と言えるでしょう。

鼻呼吸をサポートする事項を紹介 >>

では、鼻呼吸のしかたを説明しましょう。まず、自分が口呼吸である可能性については、以下のポイントで見極められます。

・普段から鼻づまりの傾向がある
・起きたとき口が乾いている
・起きたときのどが痛い

これらに該当する人は、口呼吸で眠っている可能性が高いと言えるでしょう。
そんな人たちへ、鼻呼吸に切り替えるコツは「横向きに眠る」こと。重力が働いて口自体が開きにくく、また舌がのどの奥に落ち込んで呼吸の妨げになるのを防ぎます。