もしかして妊娠!?∑(゚Д゚)の不安に答える【学生向け】避妊について知りたい時に見るノート+「なぜ出血(T_T)!?」不正出血や婦人病への不安にも!!

                                                    <p><font size=1></font><br><span><em><strong> はじめまして</strong></em><br> </span><br><span> 素敵な恋愛をされていらっしゃいますね。そして恋愛の延長線上にあるであろう性交も自然だと思います。</span><br><span><span> しかしそのあとに不安はないですか?</span><font color=#ff0000><u>まさか妊娠?</u></font>などと不安になったこともあるでしょう。まだお子さんをもてない場合もあるでしょう。&nbsp;&nbsp; </span><br><span><img itemprop="image" alt=kappuru src="https://iwiz-chie.c.yimg.jp/im_siggk5uSIO2BxUEoatYxBcJkGg---exp5m-n1/d/iwiz-chie/note-131517-i3-kappuru.JPEG"></span></p>

   女性は毎日、妊娠するわけではありません。月に1度の排卵日に、精子卵子が受精しなければ妊娠しません。射精された精子のうち、受精可能な位置までたどり着くのは、そのおよそ10万分の1となります。
  また卵子は約1日しか生きられません、精子はおよそ5日から長くて1週間程度、膣内で生存します。ですから、月の内10日程度の妊娠可能期間があるわけです。   
 
 おおよその妊娠可能期間を表にしました。
図2.png

ポイント

  • 排卵日は次の生理開始日の2週間前です。生理予定日ではないところが、難しいのですが。ただ、目安としては生理予定日で推し量るか、基礎体温を測り予測するわけです。


妊娠の確率

 最近、よく聞かれますが、性交による妊娠の確率については簡単には言えません。また一概に言えることでもないのです。
 

 ただ、仮に健康な男女が排卵日に性交したとして、避妊なしで、20〜30%だと言われています…あくまで、ひとつの情報ですが。

 ですから、1回で妊娠する場合もあれば、10回しても妊娠しない場合もあるわけです。確率はあくまで確率なのですね。



避妊とは

   なんらかの方法によって、妊娠を回避することで様々な方法があります。
※生理周期・予定生理日など基本的なことはこちらのノートへ
「避妊のための基本の基(*^_^*)」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n135809


①避妊方法について
・ピル
産婦人科に行きます。継続しなければなりません。様々なメリットもありますが、多少のデメリットもあります。避妊には、低用量ピルを服薬します。


 メリット
  避妊効果、ニキビ減少美肌効果、多毛症改善、婦人病の予防、生理痛軽減等

 デメリット
  不正出血、血栓症、循環器系の病気発症の可能性が上がる等 

   
 中用量ピルにも避妊効果はありますが、あくまで他の婦人病の治療薬です。アフターピルとしても使用されます。


 海外では18歳以上なら無償で支給されることもあります。近年は日本でもピルに対する認知度が増してきています。  

 

 

 

ピルの費用

 ピルの処方は自費診療です。また医師の処方箋が必要です。

 1ヶ月分の1シートが3000円程度です。初回は検査が必要なので1万円程度になります。また継続して服用するので、毎月3000円は必要になります。

 

ピルの飲み方と種類

 基本的には毎日同じ時間に服用しましょう。

 

 薬の数で言うと21錠タイプと28錠タイプがあります。

 

 21錠タイプは21日間飲んで、7日間薬の服用を休みます。28錠タイプは28日間飲みます。ちなみに最後の7錠は薬の成分が入っていない偽薬です。

 28錠タイプですと薬を飲まない期間がないので、何日目か忘れることなく毎日習慣的に服薬できますね。

 

 またどちらの錠数でも、月経が始まった日に飲み始めるデイワンや月経開始日からみて最初の日曜日から飲み始めるサンデイがあります。

 

ピルの効果の始まり

 特にデイワンの場合は見方によっては飲み始めたその日から避妊効果が出始めると考えられますが、デイワンでもサンデイでも飲み始めてから確実な効果が出るまで1週間程度はコンドーム等、他の避妊方法を併用した方が無難です。

 


・子宮内避妊具
産婦人科に行きます。費用は5万円程度。取り除く場合は1万円程度。IUDと略される避妊リング(2センチ程度の小さな器具、プラスチック製や銅製)を子宮の中に設置し、子宮腔内で受精卵の着床を防ぐ避妊具です。

 婦人科を受診し医師が挿入します。挿入の際は軽い痛みがありますが、短時間で装着は完了します。

 2~3年使用可・ 日常のメンテナンス不要で避妊効果は99%と不妊手術やピルに並びます。取り外すことですぐに妊娠も可能です。


不妊手術
産婦人科に行かなければなりません。基本的には元に戻すことは難しいです。世界規模でみると一番多いそうです。男性、女性どちらにも施術可能です。

・コンドーム
➡コンビニでも、ホームセンターでも売ってます。ゴムの感覚が苦手な場合もあります。サイズも様々ありますのでご自分のサイズや使い心地の良い物を選んで下さい。
 また装着に関しては多少のコツが必要です。精液だめがある標準的な物ですと精液だめをつまみ少しねじって、手のひらはO.K.のような形で、必要に応じて途中で多少上下に動かしながら根本までしっかりと装着します。
 ラブホテルではあらかじめ用意されていますが、いろんな意味でご自分で用意された方が無難です。

・女性用コンドーム、ペッサリー
産婦人科、保健所へ行きます。装着にコツが必要で、後始末も手間がかかります。費用は3,000~8,000円程度、受診料が5,000~8,000円程度です。
 同時に使用する殺精子剤の避妊ゼリーは1本(約20回分)でおよそ1,000円程度で販売されています。
 正しい使用、装着によって約3年間はもちますが毎回使用後に洗浄をしなければなりません。


・荻野式(オギノ式)
➡単体使用では不安があります。また生理周期が乱れがちな場合には特に難しいです。基礎体温を測り、体温の変化で排卵日を予測するという方法です。基礎体温を毎日記録するなど、マメでないと難しいかもしれません。

・膣内避妊薬(殺精子剤マ○ルーラ等)
➡薬局で購入します。膣内に指で子宮口付近まで挿入します。 舐めると舌がしびれます。


・膣外射精(避妊になってません。)
➡下記、注意をご覧下さい。

注意
※男性器からは、精液より先にカウパー腺から透明の液体がでてきます。これをカウパー腺液(ガマン汁、先走り液とも。)と言い少量ではありますが、精子を含んでいます。また、無意識に、精液が漏れることもありこれは、いわゆる中で出していないのに妊娠したとされる場合の大きい要因だと思います。 

 
②一番お手軽で成功率が高いのは?
 コンドームです。物理的には100%避妊可能です。ただし、正しく使用することには、ある程度の熟練が必要であり、破れてしまう、精液が漏れだしてしまうというような失敗もあり、結局9割ほどの避妊率にとどまっています。

◎多い失敗例
精子のついた手でコンドームをつけてしまい、コンドームの外側に精子が付いてしまった。
・萎えるまで膣に挿入していて萎えて、精子が膣内に漏れた。
・一度射精し、萎えてから抜かずに性交を行い、漏れて膣内に精子が入ってしまった。
・陰毛が挟まってゴムに傷が付き破れ、精子が膣内に入ってしまった。
・コンドームそのものが取れて膣内に残ってしまった。
・財布にコンドームを入れておいて知らないうちに傷が付いていて使ったら破れた。

③学生向き避妊法
 「コンドームと荻野式の理論を組み合わせる」、
 「コンドームと殺精子剤を組み合わせる」等
 、 二つ以上の避妊法を組み合わせる事です。

ポイント

  • 「要は、おおよその目安として、次の予定生理日から2週間前が排卵日です。排卵日の前1週間と後3日ぐらいがおおよその妊娠可能期間ですので、その期間を避けて、コンドームを使用して性交をすることです。」

  
   先述の通り、精子は膣の中で約1週間、卵子は約1日の生存期間があります。性交のショックで排卵されることもあるので、それをコンドーム等で補います。
 仮にコンドームがなくても、避妊には有効です。もちろん少なくとも何もしないよりかは・・・ですが。


産婦人科に行ける状況ならば確実に近い方法 
  ピルの服用です。これは産婦人科にて処方され、また継続的に通院しなければならないので学生向きではないかもしれません。正しく服用すれば概ね100%の成功率があります。最近は超低用量ピルもあります御自分で産婦人科に通院できるならば学生にも向いています。 

 

⑤妊娠してるかを確かめたい
   ドラッグストアで妊娠検査薬が販売されています。概ね予定生理日から一週間過ぎてから判定できるものが多いですが、産婦人科で手に入れられる物には、予定生理日に即日判定できる検査薬もあります。

 ここで大切なのは「妊娠しているかどうか」であって、「妊娠していないかどうか」ではないことにも注意が必要です。同じように聞こえますが、趣旨が違うのです。あくまで「妊娠を早く知ること」が目的なのです。妊娠を早く知ることで母体へかかる負担を意識的に回避できることが一番のメリットなのです。

 下記にすこし補足を入れておきます。

 

妊娠検査薬について

 妊娠をするとhCGというホルモンが、たくさん作られて出産まで続きます。このホルモンの尿中濃度を測定することで、妊娠しているか、そうでないかを判定します。
 妊娠初期には、このホルモンの分泌が少ない場合があり、妊娠していても陰性と判定されてしまう場合があります。
 よく勘違いされますが99%などとされている検査薬の判定率は、あくまで陽性反応に対しての判定率ですので、陰性反応がでたら妊娠していないと安易に判断できません。つまり陽性反応が出たら(ここでは仮に99%)99%妊娠しているということであり、また正常な妊娠を判定するものではないのです(子宮外妊娠等でも陽性反応がでます)。

 

 ⑥どうしよう緊急事態・・・の時
    失敗してしまった、中で出してしまった。完全アウト・・・の場合は72時間以内に産婦人科に行ってアフターピルという薬を処方してもらって下さい。7割強から8割弱の成功率があります。

   成功したかどうかの判断は、次回月経予定日前後に通常通り出血があるかどうかです。しかし予定生理日より早く生理(消退出血)が来る場合もあります。   またこの場合も、次回の 生理予定日を1週間過ぎても出血が来ない場合には妊娠検査薬で確認できます。

   アフターピルで避妊できる仕組みは 大きく二つあります。一つは排卵を遅らせること、もう一つは子宮内膜への着床をしにくくさせることです。   
   排卵前に内服された時は前者の効果によって避妊します。排卵後であれば後者の効果によって避妊します。

⑦その他
着床出血
  受精卵が子宮に着床したときの出血です。生理や不正出血とは異なります。
  受精卵が子宮に到達し着床するときに子宮の内膜を傷つけてしまいます。そのときの出血が着床出血なのです。生理と比べてかなり少量です。
   排卵日から概ね1週間前後以降に出血します。予定生理日の1週間前とも言えますが、個人差がかなりあります。
   血の色は、生理初期の褐色ではなく、ピンク色かうすい茶色です。出血する期間は生理より短く生理痛のように痛みは伴わないのが多いです。

・子宮外妊娠
 子宮ではない場所に着床した場合を子宮外妊娠といいます。妊娠検査薬では陽性反応がでます。
  結論から言うと流産してしまうか、着床部位の損傷等によって激しい腹痛と出血があります。出血量が多く、痛みがありますので、すぐに病院に行きましょう。

排卵日を確かめる目安のひとつ
    あくまで目安ですが、女性器の味でだいたいわかります。女性の膣内は普段は酸性で様々な雑菌だけでなく、精子も弱らせてしまいます。ところが、排卵日前後はアルカリ性になり精子を受け入れやすくなります。匂いや味で判断できるというわけです。酸は酸っぱく、アルカリは苦い
です。

不正出血とは

 基本的に月経周期以外の時期の出血「不正出血」と言います。婦人病のサインとなります。

 

性交後の出血

 特に性交後に見られるもののことを「接触出血」とも言います。後で書きますが、ポリープ等があると出血しやすくなります。要するにケガをしたわけです。

 

・不正出血の状態

 おりものに薄く混ざる程度から月経同様など「量」は様々ですが、量ではなく、出血が「ある」ことが問題となります。

 

・受診をどうするか

 基本的には、すぐに受診した方がよいです。

 但し3~6ヶ月以内に子宮がん検診等を受けている場合は、様子を見てみて繰り返し出血が続くようなら受診しましょう。また普段から月経不順で、不正出血がある方は、毎月10日以上出血が続くときには受診が必要です。

 

・原因

● 子宮・膣部糜爛

● 子宮・膣部内損傷

● 排卵期出血(中間期出血)

● 萎縮性腟炎

● 妊娠(切迫流産)

● 子宮頚管・内膜ポリープ

● 粘膜下子宮筋腫

● 月経不順・無排卵性月経

● クラミジア頚管炎

● 子宮内膜増殖症

● 子宮体・子宮頸癌

 妊娠の兆候

1.生理が停止
2.基礎体温高温期の長期(3週間以上)継続
3.吐き気
4.頭痛
5.着床出血
6.倦怠感・イライラ

 青空

⑩最後に
 突然「性交」の機会が訪れることもあるでしょう。避妊具が無いにもかかわらず・・・.。しかし無くてもやらなければならないときもあるかもしれません。
  しかしながら妊娠は現象面で女の子のみに表れます。女の子の不安な気持ちを分かってあげなければいけません。 


 男の子は生理周期を聞きにくければ、自分で彼女をよく見て(生理だけではないですが)仲良くなって下さい。そのうちに生理周期も大体把握できるようになります。最悪、排卵日には避妊具が無ければやらない・・・それは絶対守ってほしいところです。

 生命の誕生は奇跡です。たったの1日しか生きられない卵子、しかも女性が一生のうち排卵できる卵子の数は決まっています(400~500個)。また男性がなぜ一度の射精で億単位の精子を送り込むのかを考えればその奇跡をなお一層、奇跡と感じるのではないでしょうか。

  私は避妊を勧めているのでは決してありません。できれば元気な赤ちゃんを産んでもらいたいです。

  しかし、現実問題と理想の葛藤の中で私にできることとしてこのノートをしたためました。 


 下手なお話を長々とすみません。何かのときにこのノートを思い出してみて下さい。ではよい人生を(^_^)