第7回 AKB48グループ総選挙の感想

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7 AKB48グループ総選挙の感想   (文中敬称略)


1.選抜メンバーの新勢力分野と当選者の短評


AKB48  6

SKE48 5

NMB48  2

HKT48  2

NGT48 1

 

1位 指原莉乃 194,094 52,095(得票数を5万票以上も伸ばし前回の雪辱なり圧勝。著書「逆転力」がベストセラー、明治座での座長公演は成功だったし、HKT48全体を見回したプロデュース力とリーダーシップは大したものである。細かいことだが開票イベントの際にHKT48から当選者が出るたびにメンバーが立ち上がって祝福していたが、こうしたことを指導できるのは、今日の地位を築き上げるまでにいろいろと苦労があったからでもありHKT48劇場支配人としての職位も見事に果たしている。また今回の大勝には指原ファンの奮起もあったと思う。次回総選挙も出馬すれば2位以内は確実と思う。)


2位 柏木由紀 167,183 62,819(これまでの傾向から渡辺麻と得票数と順位は大差がついていなかったので、2位になる可能性は十分あった。今回は選挙対策本部が活発に活動し柏木ファンの気合いが違っていたようだ。NGT48兼任で新潟の票を大量に獲得した可能性もあり、得票数を6万票以上伸ばして初めて16万票を越えて渡辺麻を押さえたことは評価できる。しかし次回総選挙では一部報道の件が心配で出馬すれば順位を下げる可能性がある。)  


3位 渡辺麻友 165,789 +5,935(王道アイドルにとって今回も正念場だった。得票数は増やしたもののアンチ指原票が前回のように集中せず、ソロシングル発売と浮動票が高橋みなみ等に流れてうまく纏められなかったのが敗因か。雪辱のための条件はファンの奮起、浮動票、中国票、アンチ指原票の取り込みか。放送時間が押していた中での気配りと悔しさを抑えた笑顔のスピーチは秀逸。)


4位 高橋みなみ 137,252 79,864(4位当選で最後の花道を飾った。しかも大幅に得票数を伸ばしており、当方の予想通り古くからのAKB48ファンから感謝や慰労の票を集めた他、浮動票に食い込めたこと、また同じプロダクション尾木に所属で不出馬の小嶋陽菜の票を集めたのではないかと思われる。AKB48グループの隆盛に果たした功績は大きく、心からご苦労様と申し上げたい。スピーチも良かった。)


5位 松井珠理奈 105,289 14,379(得票数は伸ばしたものの高橋みの大健闘で順位を下げた。松井玲奈を含む卒業者の票やSKE48の箱押し票をうまく纏められず、首位争いについては今回も家賃が高かった。引続き健康に留意しながらも頑張ってほしいが、次回の総選挙で首位争いができるようになるには一層の支持基盤の底上げが必要。このままでは次回総選挙では順位的に追い上げてくる山本、宮脇と大接戦の可能性がある。


6位 山本彩 97,866 29,950(得票数を約3万票伸ばしたものの前回と順位は変わらなかった。NMB48全体の当選者の総得票数が361,809票とSKE48757,963票、HKT48557,023票を大幅に下回っている。これは全体として名古屋人や九州人に比べ総選挙への熱意の少なくアイドル不毛地帯を脱却できない大阪人の性格のためだろう。また本人と選抜に返り咲いた渡辺美優紀の得票数の合計が153,581票でNMB48全体の当選者総得票数361,809票の実に42.4%を占めており、二枚看板への得票が集中しすぎている。仮にNMB48の当選者総得票数がHKT48並みの50万票で増分が各候補者に均等に流れていたら135,000票近く獲得でき、高橋みと大接戦で松井珠に大差をつけ交わせていた。速報発表時の本人の涙がNMB48支持層を発奮させたことは事実だが、それでも当選者得票数は他のグループを下回っている。ファン気質の違いがあるので、これは全てが山本の責任ではなくむしろ総選挙に関心が薄く投票数を増やそうとしないNMB48ファンとテレビ番組、ツァー、CM出演等の広い意味での総選挙キャンペーンに工夫をしないNMB48の運営の責任が重いと思う。次回の総選挙でもNMB48の不動のキャプテンとしての責任感から、指原のように全体での当選者を増やすプロデューサー的な動きを率先垂範しリーダーシップを取った行動をもっととってほしい。引続きHKT48勢やAKB48SKE48の若手勢の躍進が予想され、今までどおりの総選挙キャンペーンではNMB48勢の埋没が更に継続する可能性が高いだけに、こうした行動が成功すれば、流石に名キャプテン山本彩として一層名声が高まり、プロデュース力とリーダーシップも一層評価されると思う。次回総選挙でNMB48メンバーへの総投票数がこれまでよりも大幅に増加すれば、トップ争いに絡む実人気と潜在能力はあると思う。)  


7位 宮脇咲良 81,422 35,894(初の神7入りはお見事。追込み力に見どころが有るだけに、速報で16位内に付けられたのが勝因。今後一層順位を上げるには全国的に大幅に得票数を伸ばせるかと芸能力の更なる向上が課題だが、指原のプロデュース力が功を奏した事例で文句なしに期待できる。アイドル性も十分で次回総選挙でも得票数を大幅に伸ばしそうで、条件さえ整えば松井珠や山本と大接戦の可能性がある。)


8位 宮澤佐江 75,495 30,746(前回の大苦戦から今回は宮澤ファンの目の色が変わっていた。速報から票を伸ばし75,495票獲得はお見事でベテランの意地を見せた。今回が最後の総選挙で順位、得票数とも自己ベスト更新は評価したい。)


9位 島崎遥香 73,803 6,212(今回もライト層の支持を集め得票数を若干増やしたものの順位を落としてしまった。巻き返しには握手会人気上昇と塩対応の克服かこれに代わる売りが必要だと思う。スピーチで最初30秒近く言葉が出なかったが、これまでの時間より長く、また内容的にも今後の本人のやる気を感じさせる内容だった。次回総選挙の神7争いは激戦になりそうで今後の覚醒と動向に注目。巻き返しに期待。)


10位 横山由依 63,414 23,182(速報の出足が悪く心配させたが、何とか10位で次期総監督の面目は保つことができた。本人の基礎票に不出馬の盟友の川栄李奈や同じ所属事務所の入山杏奈の票が大量に流れた可能性がある。次期総監督としてお手並み拝見だが、6/20の大阪での無料ライブを企画し新機軸を打ち出したことは大いに評価できる。但し開票イベントでのスピーチがいただけなかったことは残念。今後どのようにしてリーダーシップを発揮しAKB48グループを纏め上げていけるのか要注目。)


11位 北原里英 61,566 +26,900(もともと知名度が高くまた支持基盤が大きいので、速報が堅調で出足がついたことと、NGT48キャプテン就任で新潟の票を大量に集めことが勝因と思われる。また不出馬の同じ所属事務所の入山杏奈の票が流れた可能性もあり、渡辺美とともに初の選抜返り咲きはお見事。NGT48が新潟で好評を博すなら、今後は地域的な支援票を集めることも考えられ見通しは明るいと思う。今後のNGT48のキャプテンとしての手腕に要注目。)


12位 渡辺美優紀 55,715 +19,607(前回も本来なら今回近くの得票数で高橋みに迫り10位の可能性が濃厚で、それを足掛かりに今回は神7争いに加われる可能性があった。それだけに前回の18位という結果が本当に残念。第5回じゃんけん大会優勝や初ソロシングル「やさしくするよりキスをして」の売れ行きが堅調だったことから、一時落ちた人気が順調に回復しており、これまでのジンクスを北原とともに破ったのはお見事。また選抜復帰に賭ける本人の思いと熱心な渡辺美ファンの思いが見事に一体化したのも勝因。但し山本の短評でも述べたように、NMB48全体の当選者の総得票数が361,809票とSKE48757,963票、HKT48557,023票を大幅に下回っている。これは全体として名古屋人や九州人に比べ総選挙への熱意の少なくアイドル不毛地帯を脱却できない大阪人の性格のためだろう。また本人と山本との得票数の合計が153,581票でNMB48全体の当選者総得票数361,809票の実に42.4%を占めており、二枚看板への得票が集中しすぎている。仮にNMB48の当選者総得票数がHKT48並みの50万票で増分が各候補者に均等に流れていたら77,000票近く獲得でき、宮澤、島崎、横山、北原を交わして順位的には一桁をとれた可能性がある。今後、北原とともに秋曲以降に再びAKB48の選抜メンバーとして活動することが濃厚。アイドル性は抜群で実人気も回復しているので、次回総選挙では北原と横山は十分に射程圏内で神7争い加わってくる可能性がある。またスピーチ内容も秀逸。フジテレビの総選挙中継のテーマ「親子の絆」を持ち出し内容に実体験を交えて取り上げたのは対象者8(指原、松井珠、山本、島崎、宮脇、横山、木崎ゆりあ、渡辺美)の内、渡辺美だけだった。)


13位 松村香織 53,677 +15,700(選対本部内で内紛があったと聞いており、また速報の出足がそれほど良くなかっただけに初の選抜入りはお預けと予想したが、後半でよく盛り返した。長い間研究生止まりだった苦労人が選抜入りすることは総選挙史上初と思われ、改めて本人に祝意を示すと共に、選抜落ちと最終予想で評価した当方の不明をこの場をお借りしてお詫びしたい。本人の独特のキャラが今後全国的に広がれば次回総選挙でも選抜入りは期待できる。)


14位 高柳明音 52,609 +30,637(前回の総選挙でUG入りがぎりぎりで今回は当初苦戦と予想していたが、知名度があり松井玲や古川愛李等の不出馬者の票をうまく取りまとめて初の選抜入りはお見事。速報の出足が良くよく踏ん張りきれた。次回総選挙もSKE48の卒業生の票を上手く取りまとめることができるなら現状維持は可能で要注意。これまでの苦労と努力に改めて敬意を表したい。)


15位 柴田阿弥 49,199 +9,935(前回、今回の二年連続選抜入りは素直に評価したい。前回に比べて得票数が増加したのは立派。本人のアピール努力に加え、松井玲他の不出馬者の票を上手く取りまとめたと思われる。選挙に強くランクイン後は毎回結果を出しているのは強みだが、支持基盤の大きさに限界があり、次回総選挙では大幅な順位上昇は難しいと思う。特に選抜入りの当落線が上昇すると苦戦する可能性がある。)


16位 武藤十夢 44,637 +14,540(ベテラン勢の一角を崩しての選抜入りの大穴はこの人ではないかと評価していたが、ようやく努力が報われた。強敵の兒玉遥須田亜香里を僅差で競り落としての選抜入りで、しかも毎回ランクインしながらも回ごとに順位と所属階層をアップさせていることはお見事。ビジュアルが良く、今後歌謡番組等での露出機会が一層増えれば注目される存在になり得る。ただ次回総選挙では選抜ボーダー争いにUGに雪辱に燃える兒玉と須田や今回大健闘の谷真理佳等が控えており混戦が予想される。再び選抜入りできるかどうか予断を許さない。)

 

2.アンダーガールズメンバーの新勢力分野と当選者の短評


AKB48  8

SKE48 5

HKT48  3

 

17 兒玉遥 43,985 +10,440(速報が好調で、優れた組織の選対本部が機能していたので、当方の最終予想で10位と予想していたが、後半戦での予想外の息切れで惜しくも次点。諸先輩の壁は厚かった。敗因については高位でランクインした指原、宮脇以外のHKT48メンバーに得票が分散したことと、アピールコメントの再生回数はトップだったものの速報発表後、他の人気メンバーと比較して急激に一日当たりの再生回数が伸び悩んだことから、思うようにHKT48ファンの票や浮動票を取りまとめられなかったのではないか。潰すつもりの篠田麻里子は卒業して久しいが引続き上位メンバーを一人でも潰す気迫が十分で次回総選挙の選抜入りは射程圏。司会の徳光和夫アナが17位ランクインを告げた時に呆然として泣いていたが、スピーチでは一転して笑顔を交えながら気丈に話し、その内容も良く態度も立派であったことは特筆に値する。今後の一年は長いようで短い。腐ることなく一層の努力を傾注し次回総選挙では是非今回の借りを返してほしい。)


18位  須田亜香里 43,665 -4,517(速報段階で前回、前々回より得票数が減少しており追込みが届かなかった。支持層が油断した可能性があることと、SKE48の不出馬者の票が流れこまず、谷真理佳等の他のSKE48の新進メンバーに票田を食い荒らされたのではないか。司会の徳光和夫アナが18位ランクインを告げた時に呆然として取り乱し、しかもスピーチでは本人の悲しい気持ちは分かるものの内容的に今一で、前回の選抜落ちした時の渡辺美や今回の兒玉のそれより劣っていた。次回総選挙での返り咲きは今回の渡辺美、北原の事例があるので決して不可能ではないと思うが、今回の開票イベントやUG記念写真撮影時の本人の様子がいただけず、支持基盤の劣化の回復、それに他のSKE48の新進メンバーの追い上げ等の課題が多く苦戦は免れないと思う。)


19 峯岸みなみ 35,506 +2,344(速報で出遅れたが、バラエテイ番組の出演等で一定の存在感と影響力を保持し続けベテランの意地を見せた。得票数を増やしたことも立派だが、次回総選挙は一期生だけに卒業か不出馬の可能性がある。)


20 大矢真那 30,021 +8,037(定評通り選挙に強くしかも得票数、順位とも自己ベスト更新は特筆に値する。速報で出遅れ各グループの若手勢の進出に影が薄いかと思われたが、後半よく巻返したことは立派。SKE48の不出馬者の票を上手く取りまとめたのではないかと思われる。高柳と同様にベテランの意地を見せた。)


21 朝長美桜 28,197 +4,431(アイドル性はある。速報段階で出遅れ気味も後半によく持ち直した。今回もライバルの田島芽瑠に完勝で、峯岸等は抜けなかったもののHKT48内の順位では指原、宮脇、兒玉に次ぐものでAKB48木崎ゆりあ高橋朱里小嶋真子加藤玲奈岡田奈々NMB48白間美瑠等の次世代有力メンバーに勝ったことを大いに評価したい。今回の総選挙結果を踏まえてAKB48HKT48の運営が再び推しに回るようだと次回総選挙ではもう少し上位も可能。指原の言によれば明治座公演でも活躍したようなので、今後の指原のプロデュース力如何では順位をさらに上げる可能性がある。今後の動向に要注目。)


22木崎ゆりあ 26,994 -3,160(前回、前々回の雪辱ならず。AKB48に移籍しドラマやCM出演で推されており、フジテレビの総選挙中継のテーマの「家族の絆」に取り上げられたりしたので、前評判では十分選抜入り可能と予想する人が多かった。しかし速報で出遅れ、これまで不安材料として当方が挙げた前回、前々回とも総選挙で須田や柴田に完敗したこと、これまで前評判の割には選挙に強くないことと、AKB48移籍によりこれまでの名古屋でのSKE48ファンの票を確実にまとめきれるか心配の三点が今回も見事に的中してしまい順位は一つ上げたものの得票数は減少だった。次回総選挙へ向けても選抜入りの有力候補者の一人であることには間違いないが、個別握手会での人気向上や選挙に弱いこと等の課題があり、引続き苦戦は免れないかもしれない。今春チームBキャプテン就任も、同じチームメイトで兼任の渡辺美やNGT48専任の北原には完敗で、最悪の場合は外様だけに秋曲での選抜落ちがあり得るかもしれない。)


23谷真理佳 26,051 圏外(独特のキャラでバラエテイ番組での活躍が評価され、前回圏外から大躍進。松村との名コンビも躍進に力添えになった。開票イベントの九州開催でHKT48からのファンの票、および移籍先のSKE48で中部地区の票を上手く取りまとめたのが大躍進の原因と思われる。今後SKE48内での処遇改善や全国的な知名度向上が期待できるので、次回総選挙での一層の躍進が考えられる。今後の動向に要注目。)


24 古畑奈和 25,650 11,016(これまで伸び悩みの感があったが、今回の総選挙でようやく吹っ切れた感がある。ビジュアルも良く、次回総選挙での躍進の橋頭堡を築くことができたことを評価したい。本人の票以外にもSKE48の卒業者や不出馬者の票にさらに食い込むことができれば、次回総選挙でも順位を上げる可能性がある。)


25高橋朱里 25,421 1,809(もともと期待されていたが、今回も順位的には前進できた。持ち前のリーダーシップを武器に今後歌謡番組等で爪痕を残せば一層注目される存在になり得ると思うが、得票数の増加幅が大きくない点が不満。今後の躍進には秋曲以降のAKB48の選抜メンバーに定着できるかが鍵。)


26 小嶋真子 25,117 4,702(速報段階では圏外で先行きが懸念されたが、実力通りUGはなんとか確保できた。アイドル性十分なので今後の動向に注目。高橋朱と同様に秋曲以降のAKB48の選抜メンバーに定着できるかが鍵。)


27 大場美奈 24,708 10,153(AKB48時代は期待されていたが、不祥事での謹慎が痛くSKE48への移籍等紆余曲折のアイドル人生だった。速報が圏外だったがSKE48ファン等の心をつかみUG入りはお見事。今後は若手の追い上げが予想され厳しいかもしれないがベテランの意地を見せたことは立派。)


28 加藤玲奈 24,569 2,692(もともと期待されていたが、今回も順位的には前進できた。ビジュアルが良く、今後歌謡番組等で爪痕を残せば一層注目される存在になり得ると思うが、得票数の増加幅が大きくない点が不満。秋曲以降のAKB48の選抜メンバーに定着できるかが鍵。)


29  岡田奈々 23,327 7,364(所謂三銃士の一員として小嶋真とともにUG入り。順位的には29位でも得票数を大幅に増やしたことを評価したい。秋曲以降のAKB48の選抜メンバー入りは難しいかもしれないが、卒業者が出れば繰り上がることは可能。今後の躍進には先ずはUGで経験を積むことが肝心と思う。)


30 高城亜樹 22,502 -1,913(速報段階から大幅に盛り返したものの昨年の順位より後退し得票数も減少した。それでもUGを確保したように力はありベテランの意地は見せた。)


31  渕上舞 22,487 圏外(速報段階では谷、坂口理子とともに大健闘。後半の息切れが心配も田島の追込みを凌いでUGにぎりぎり踏みとどまったことを評価したい。またHKT48内順位は5位で処遇改善は必至と思われる。今後の知名度向上を条件に次回総選挙での躍進のきっかけは掴んだ。)


32田島芽瑠 22,192 3,316(秋元康HKT48結成時に松井珠理奈級の逸材と評されたが、最近停滞感。ぎりぎり目標のUG入りは達成したが、内容的にはライバルの朝長に大差をつけられ、また渕上を捉えきれず不満が残る。アイドル性十分で朝長に追いつくような努力と精進を期待したい。)


3.その他 当方の注目候補者の順位、得票と短評


34白間美瑠 21,577 3,832(昨年の矢倉と同様に速報値が伸びず圏外。後半の追込みが効いて何とか34位に滑り込めた。着々と山本、渡辺美に次ぐNMB48メンバーでの三番手を固めつつあるが、前回、前々回の山田菜々の得票数には及ばなかった。山本と渡辺美の短評にも記したが、NMB48全体の当選者の総得票数が361,809票とSKE48757,963票、HKT48557,023票を大幅に下回っている。これは全体として名古屋人や九州人に比べ総選挙への熱意の少なくアイドル不毛地帯を脱却できない大阪人の性格のためだろう。また山本と渡辺美との得票数の合計が153,581票でNMB48全体の当選者総得票数361,809票の実に42.4%を占めており、二枚看板への得票が集中しすぎている。仮にNMB48の当選者総得票数がHKT48並みの50万票で増分が各候補者に均等に流れていたら30,000票近く獲得でき、順位的にはUG上位にランクインできた可能性がある。焦らずに支持基盤の拡充を図ってほしい。次回総選挙では順位を上げる可能性がある。なお、同様のことがNMB48の他の主な当選者の上西恵矢倉楓子渋谷凪咲薮下柊等にも当てはまると思う。とにかくNMB48ファンは自分の推しメンにもっと投票してほしい。今回の総選挙では渡辺美の復活により、AKB48グループ内では史上最高の二枚看板との評もある「さやみる」体制の復活と強固さだけが印象に残ってしまった。次世代メンバーの成長を促すためにもNMB48ファンはメンバーへの投票数を激増させる必要がある。)


43森保まどか 19,401 7,653(今回は前回27,054票を集めたことから前評判では選抜入りを有力視されていた。またピアノも上手くフジテレビの「芸能界特技王決定戦 TEPPEN」に出演して好評だったことや長崎市観光大使就任、長崎市の大きな観光行事への参加、長崎市の名門店舗のCM出演が相次ぎ、知名度も向上して長崎県内で大幅に得票を伸ばすのではないかと期待していたが、結果は43位で得票数も19,401票に留まり森保ファンには申し訳ないが完敗であった。正直その敗因が当方には未だによく分からないが、速報値が伸び悩んだことと、高位でランクインした指原、宮脇以外のHKT48メンバーに得票が分散したことが考えられる。不本意な成績であったが、スピーチでは悔しさを堪えて笑顔をたやさなかったことは評価したい。今回の悔しさを糧に次回総選挙では順位を上げてほしい。


44向井地美音 18,392 圏外(個別握手会での人気が向上しており、健闘が予想されていた。これまでランクインした田野優花木本花音等を上回り48位内にランクインしたことを評価したい。握手会人気と知名度向上で次回総選挙での躍進が楽しみで大いに期待したい。)